日本泌尿器科學會雑誌
Online ISSN : 1884-7110
Print ISSN : 0021-5287
経腹壁的超音波断層法による前立腺計測
第2報: 新生児期からの正常前立腺重量の検討
菅谷 公男能登 宏光森 久木津 典久西沢 理土田 正義
著者情報
ジャーナル フリー

1987 年 78 巻 7 号 p. 1161-1167

詳細
抄録

セクタ走査法を用いた経腹壁的超音波断層法により, 0~80歳の343例の正常前立腺を計測し, 前立腺の発育様式を検討した. 前立腺重量は楕円体体積の公式を用いて計算した.
0~10歳では, 前立腺は緩徐に発育し, 6~10歳の平均前立腺重量は1.8gであった. 11~20歳で前立腺は急激に大きさを増し, 21~25歳の平均前立腺重量は16.0gとなった. 0~10歳と11~20歳ではそれぞれ, 前立腺重量の増加と年齢, 身長, 体重, 体表面積の増加との間には高い相関関係があった.
21歳以降も前立腺は緩徐に増大し, 36~40歳で平均重量21.1gとなった後, 40歳台で一時大きさを減じるが, 51~70歳では22~23gと一定し, 71歳以降再び小さくなる傾向にあった.

著者関連情報
© 社団法人 日本泌尿器科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top