視覚の科学
Online ISSN : 2188-0522
Print ISSN : 0916-8273
原著
ゴールドマン視野計練習用シミュレーションシステムによる視標軌跡の検討
小林 昭子生方 北斗前田 史篤川野 純一可児 一孝
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39 巻 (2018) 1 号 p. 5-10

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抄録

目的:視標の軌跡を記録できるゴールドマン視野計練習用シミュレーションシステムを用い,視野検査のすすめ方の実態を把握することからゴールドマン視野計の検査技術指導について検討した。

方法:視能訓練士養成校の学生6名と経験年数5年以上の視能訓練士6名が行った緑内障性視野異常の結果から,検査経験の有無による周辺視野の視標の動きの差について分析した。

結果:視能訓練士のプロット数は学生よりも多く,特に視野異常部位に多かった。各プロットの平均視標速度はともに約5°/sec.,プロットまでの視標速度の変化もプロット直前は約2°/sec.と差はないものの,それまでを学生は一定の速度で動かしていたのに対し,視能訓練士は徐々に減速していた。

結論:検査の際は視野を想定しながら検査を進めることが必要であり,様々な視野結果を知るためにこのシステムで検査練習を行うことはGPの検査技術向上につながると考える。

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© 2018 日本眼光学学会
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