日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
鶏飼料への植物蛋白質源としてのトウフ粕の有効利用
Prapakorn TARACHAINarin THONGWITTAYA上曽山 博山内 高円
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1999 年 36 巻 5 号 p. 311-318

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抄録

トウフ粕を鶏飼料への植物蛋白質源として有効利用するために,乾燥トウフ粕を市販産卵鶏用配合飼料に0 (CP; 17.7%, ME; 2.59kcal/g), 10 (CP; 18.3%, ME; 2.14kcal/g)および20% (CP; 18.7%, ME; 2.11kcal/g)の割合で配合した。各飼料区とも16羽の単冠白色レグホン種産卵鶏を用いて自由摂食および自由飲水下で32日間飼育し,摂食量,増体量,産卵率,卵重,卵の比重,卵殻強度,卵殻の厚さおよびハウユニットについて検討した。摂食量を重量でみると,トウフ粕の配合により有意(P<0.05)に減少したが,体積で示した場合にはほぼ同量であった。増体量はトウフ粕の配合量の増加にともなって減少し,20%配合で有意(P<0.05)に減少した。産卵率はトウフ粕の20%配合でも有意差は認められなかったが,トウフ粕の配合量の増加にともなって減少する傾向を示した。卵の重さ,比重,破卵強度,卵殻の厚さおよびハウユニットについては,特定の変化は見られなかった。
本研究では,トウフ粕は鶏飼料へ10%までは配合することができ,未利用トウフ粕の植物蛋白質源としての有効利用に貢献できるものと考えられる。

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