日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
絶食日数と肥育日数が採卵廃鶏の飼い直しにおける肉量と産卵に及ぼす影響
藤中 邦則龍田 健山崎 宗延
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キーワード: 採卵鶏, 廃鶏, 飼い直し, 絶食, 肥育
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2001 年 38 巻 6 号 p. J152-J159

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抄録

採卵鶏の飼い直し技術を検討した。4日間の絶食後に8日間のブロイラー飼料再給与による廃鶏の肉量増加技術を基本とし,絶食日数の短縮と肥育日数の延長を検討した。実験1は108週齢の鶏40羽を用いて絶食日数を0, 2, 4日とし,実験2は80週齢の鶏40羽を用いて肥育日数を8, 11, 15日として,産卵用飼料を給与した対照と比較した。
その結果,絶食日数については,4日絶食と比較すると,2日絶食及び無絶食は産卵率の低下が小さくなったが,肉重量は4日絶食よりも軽く,産卵と肉を合わせた収入は,対照を上回るには至らなかった。肥育日数については,中期肥育と長期肥育の産卵率は,短期肥育よりもわずかに高くなったが,肉量は肥育口数の延長によって軽くなり,産卵と肉を合わせた収入は,肥育日数の延長により低下した。
以上の結果から,絶食と肥育を組み合わせた採卵鶏の飼い直しにおいては,4日間の絶食とその後8日間の肥育が,採卵鶏を最も効率よく肥育させることが示された。

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