日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 13pBE-7
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ムチンの示す両親媒性および界面活性能とその重要性について
丑田 公規大畑 絢香川村 凱村上 明日香
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抄録

構造解析が終了したクラゲ由来ムチンの水溶液について、その両親媒性、界面活性能、イオン交換能などを接触角測定や表面張力測定などで実験的に明らかにした。これらの性質はほ乳類のムチン全般に拡張でき、粘液の主成分としてムチンが働くための重要な性質であることが明らかになった。特に涙液におけるドライアイ症候群の発生メカニズムについて関連があると考えられる。

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© 2016 日本物理学会
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