食品照射
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Print ISSN : 0387-1975
汚染水の放射線照射
第2報有機農薬に対する効果
砂田 毅谷戸 恵子
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3 巻 (1968-1969) 1 号 p. 111-115

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抄録

逐次汚染の度を深めつゝある環境水を浄化する方法の一つとして放射線照射処理法を取上げ, 通常の浄水処理では浄化され難いフェノールと, 洗剤として広く便用されこれが河川に流入して来ている界面活性剤のABS (DBS) によって汚染された水が放射線照射によって有効に処理できることを前回に報告した。引続き今回は, 諸種の有機農薬類によって汚染された水が照射によって有効に処理し得るかどうかを検討してみた。観察の対象としては有機農薬類のうち比較的水に溶け易いものを取上げた。なぜなら, この性質を有するものは周囲の水環境を汚染し易いし, 更に高濃度汚染の可能性もあるからである。しかもその中で毒性の著しいもの, 汎用されているもの, あるいは水に対する汚染が問題になっているものを選んだ。すなわち, 有機燐農薬の代表としてエチルパラチオンを, 有機水銀農薬の代表として酢酸フェニル水銀 (以下PMAと記す), 低級アルキル水銀の代表として塩化メチル水銀を取上げてみた。

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© 日本食品照射研究協議会
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