日本スティミュレーションセラピー学会誌
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複数回のボツリヌス療法による身体機能と QOL の変化
―脳卒中後上下肢痙縮の 1 例―
髙橋 忠志佐藤 雅哉尾花 正義
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2020 年 1 巻 1 号 p. 106-112

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抄録
脳卒中後の痙縮に対するボツリヌス療法によるQOL の効果に関しては見解が分かれる.今回,複数回の ボツリヌス療法を実施した脳卒中後上下肢痙縮の一症例における健康関連QOL(以下,HRQOL)の変化を調査 したので報告する.9 年前発症の左被殻出血であり,Brunnstrom recovery stage は上肢Ⅲ,手指Ⅱ,下肢Ⅲで,筋 緊張(MAS)は足関節背屈2 であった.10m 歩行速度は57.7 秒で,HRQOL の評価尺度としてSF-36 を評価し た.A 型ボツリヌス毒素製剤は8 回投与した.ボツリヌス療法3 回目までの身体機能に関するHRQOL は歩行速 度の向上とともに改善したが,心理的な尺度は低下傾向を示した.なお,ボツリヌス療法を重ねても,HRQOL は 変化せず,維持されていた.
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© 2020 日本スティミュレーションセラピー学会
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