抄録
急性期,回復期,生活期のいずれのリハビリテーション医療においても栄養管理は重要である.急性期患
者に対するprehabilitation,Enhanced Recovery After Surgery(ERAS)などでは,リハビリテーション訓練と適切な
栄養管理の両者が必要不可欠である.回復期リハビリテーション病棟入院患者については,入院中の適切な栄
養管理によって退院時の機能予後が改善すると報告されている.生活期にみられるサルコペニアやフレイルの対
策としても栄養管理は欠かせない.最近では,ビタミンB 群などの栄養素の投与が,認知症を予防したり脳の可
塑性を高めたりする可能性も検討されている.