抄録
わが国でも,薬物療法に反応しないうつ病に対して,反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)と深部経頭蓋磁気
刺激療法(dTMS)が承認された.本稿では,精神神経疾患におけるニューロモデュレーションとして,うつ病への
非外科的脳刺激のネットワークメタ解析の結果を紹介し,つぎに,うつ病へのシータバースト刺激,強迫性障害へ
のdTMS,双極性障害抑うつエピソードへのrTMSに関する最新の知見をまとめた.また,rTMSの普及には,そ
の適正使用および均てん化が肝要であり,費用対効果に関する検証も併せて行われるべきである.