環境技術
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嫌気-好気式高濃度活性汚泥法による窒素除去方法 (1)
―理論, 設計, 実施例―
橋本 奨古川 憲治
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1982 年 11 巻 12 号 p. 863-870

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抄録

下・廃水からの窒素除去法として, 流入廃水中の有機物をH-donorとして用いる「嫌気―好気式高濃度活性汚泥法」を新しく開発した.本法は, これまでに開発されている窒素除去法とは, 汚泥混合液の流れと槽内汚泥濃度の点で異なり, 下・廃水中の窒素を効率的に硝化―脱窒除去することができる.
本法の嫌気槽, 好気槽における脱窒反応, 硝化反応を動力学的に解析して, 本法の設計に必要な動力学恒数を図式決定した.嫌気槽, 好気槽における窒素の物質収支から誘導した本法の設計式の適合性を, 合成下水の処理実験によって検証した.
最後に, 本法の実用試験を合流式都市下水を処理対象下水として3ケ年にわたって行い, 本法のTotal-N除去率に及ぼす諸因子の影響を明らかにした.

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