自動車技術会論文集
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研究論文
着火ロバスト性を考慮した圧縮着火機関の燃料設計(第3報)
-EGR を導入したHCCI 運転におけるメタンベース燃料中のエタンの役割-
田中 大樹小林 和伸佐古 孝弘酒井 康行桑原 一成
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2015 年 46 巻 4 号 p. 749-754

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抄録
HCCI 機関の運転成立条件と,天然ガスの各成分の着火特性の関連について調査した.二成分メタンベース燃料を用いてEGR 条件下で実機運転を行い,CH4/C2H6 では,主にC2H6 の着火遅れの酸素濃度依存性が小さいことにより,EGR 限界が拡大すること,C2H6 の高い耐ノッキング性により,最高出力点での熱効率が高くなることを明らかにした.
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© 2015 公益社団法人 自動車技術会
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