2025 年 2025 巻 BI-027 号 p. 13-
本研究は、宅配便ラストワンマイル配送における再配達コストの最適化について検討する。配送ネットワークモデルにおいて配送密度(面積あたりの配送件数)を固定条件とし、不在率を変数として設定することで、再配達処理の効率的な運用方式を分析する。固定費型の正社員ドライバーと変動費型の従量制配送サービスへの再配達業務の配分について、それぞれのコスト特性を考慮したモデルを構築する。正社員ドライバーは固定給与体系で稼働し能力上限を持つ一方、従量制配送は件数単価による課金体系という異なる特性を持つ。これらの特性を踏まえた配送コストモデルを構築し、不在率の変化に応じた分析を行うことで、配送コストを最小化する最適配分比率を明らかにする。本研究の成果は、配送事業者が効率的なラストワンマイル配送を実現するための実践的な指針となることが期待される。