1982 年 43 巻 4 号 p. 575-580
従来のDLE測定装置は機械的シャッター, 反転ミラーを使用したが, 装置の実用化をはかるため, 光学ファイバー・電磁シャッターを組みこみ測定の簡略化をはかった。これにより連続反復使用, 迅速な測定も可能となった。
リンゴの収穫時期・熟度等の判別に利用するため, まずDLE基礎特性を求めた。
装置の適当な使用諸元は, 暗期10分, 励起照度4000lx, 照射時間5秒, Decay period 0.5秒であった。DLE強度は収穫時期により大きく異なり, 果皮色とDLE強度との間には高い相関が認められた。果皮のクロロフイル含量とDLE強度との間に一次の相関を得た。