富山大学工学部化学工学科
筑波大学農林工学系
1982 年 44 巻 1 号 p. 61-68
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
既報における玄米の乾燥割れ観測実験と同様の条件を設定し, その条件下での粒内応力変化を計算した。応力計算値と割れ率観測値とを比較し, 乾燥過程および乾燥後の貯蔵過程における玄米の割れ率変化の傾向が接線方向の法線応力σθθ=σφφの計算値によってほぼ定量的に説明されることを見出した。また, 米粒の割れ発生の主因は主応力の1つσθθにあり, 最大せん断応力はほとんど割れに関与しないと考察された。
農業食料工学会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら