1987 年 49 巻 4 号 p. 338-344
コロナ帯電式2流体ノズル (RG) と直接帯電式回転円盤ノズル (MB) の噴霧液滴の展着粒径 (付着拡展粒径) を画像解析装置により測定し, 粒度分布関数, 展着面積平均径x20を求め, 解析検討した。
RG, MBの液滴粒度分布は抜山・棚沢の式に非常によく適合した。RGの液滴粒径は霧化用空気流量Qaa (または空気圧Paa) の影響を最も大きく受け, Qaaが増加すると展着面積平均径x20は減少し, 粒度分布も均一化した。MBでは電圧Vと回転数Nの増加によりx20は大きく減少し, 粒度分布も非常に狭まり均一となった。また, MBは噴霧の中心から外方に離れるに従いx20, ばらつきとも大きくなった。