1987 年 49 巻 4 号 p. 362-368
駆動ディスクハロー型プラウ耕は土壌条件によっては, 水田の場合, 耕土下の土層の透水性が低下することを指摘し, これを回避するためにディスク基円の周縁へ突起板を付設する条件と, その効果について検討した。耕起後の透水性の低下防止には突起板ば曲率をもたない平板で, 突起板の先端がディスク基円の曲率延長線の外側へ向くことが必要である。また, 突起板による耕盤の切断ピッチは8~13cmが好適で, 22インチディスクではディスク周速度比3.5の場合, 5~6枚の突起板を必要とする。