農業機械学会誌
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籾, 玄米, 籾がらの脱着平衡含水率について
亀岡 孝治
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1988 年 50 巻 2 号 p. 37-45

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抄録

20, 30, 40℃それぞれの温度条件に対し, 11.3%-85%の範囲で8種類の相対湿度条件を設定し, 籾, 玄米, 籾がらの脱着平均含水率を求めた。相対湿度の設定には, 8種類の異なる飽和塩溶液を用いた。試料には, 初期含水率30%, d. b. の日本晴を用いた。実験には, 約10gの籾, 玄米と約3の籾がらを用い, 秤量ビンに入れた後, それらを湿度制御下の同一のデシケータ内に放置した。その後, 24時間毎に電子天秤で, それぞれの試料の重量測定を行い, 重量変化が1mg/dayに達した時点で実験終了とし, この時の含水率を平衡含水率と定義した。
ポラニーの吸着ポテンシャル理論を定式化した吸着等温式である Dubinin-Astakhov 式 (D-A式) を用いて, 得られた平衡含水率データの平滑化を行い, 同時に, 20, 30, 40℃での籾, 玄米, 籾がらに対するD-A式の最適パラメータを決定した。このD-A式を用いて, 籾, 玄米, 籾がらの平衡含水率データの解析を行うと共に, 籾, 玄米, 籾がらの間の平衡含水率の違いについて考察した。

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