農業機械学会誌
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自脱コンバイン排わらカッタの改良に関する研究 (第2報)
麦わら縦切断装置の改良
田坂 幸平柴田 洋一天野 憲典
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1992 年 54 巻 6 号 p. 31-40

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抄録

麦わらを縦に切断するための装置を実用化するため, 縦切断刃の形状, 縦切断装置の構造, 性能, 負荷特性等について検討を行った。
この結果, 装置の回転軸に直径50rnmの中空丸綱を用い, 高速軸縦切断刃の突起部分と低速軸縦切断刃の縦溝を向かい合わせに配置したロール状の縦切断刃を採用した縦切断装置を試作し, 入水後3日間以上の湛水と浅水代かきにより浮きわら率を1%程度に下げることができた。
また, この装置は市販の排わらカッタに比べて3~6倍の所要動力を必要としたが, 回転軸の回転数を高めることで所要動力の低減が可能であること等を確かめた。

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