混合飼料調製を目的にロールベールを細切断する細断機について研究を行った。直交する方向に配置した2種類の刃物によって, ロールベールを方形切断する新機構の細断機の原型を開発した。
ロールベールサイレージを主対象に, ロールベール乾草・ロールベール稲わらを用いて開発機の細断性, 取扱性, 消費電力等を調査した。低消費動力性, 細断精度はほぼ目標を達成したが, 対象物が円柱形状を維持することが前提の切断方式のため, 切断できない部分 (処理残) が発生した。また時間当り処理量等が目標を下回ったこと等, さらに性能を向上させる必要がある。