キャベツ選択収穫機のための収穫適期判定を目的とし, レーザ距離センサによる三次元視覚センサを開発した。三次元視覚センサは, 外葉を含めたキャベツ結球全体の三次元形状を非接触で検出し, また結球頂部の半展開葉の状態も計測できた。「アーリーボール」の場合, 計測波形をもとに球径と半展開葉の有無で判定すると収穫適期のランク3では77%のキャベツが収穫適と判定され, 適期前のランク2では8%の誤判定が見られた。さらに, 圧縮法の硬さを組み合わせた場合, ランク2の誤判定とランク3の判定精度は, それぞれ8%, 95%であった。また,「金系201号」では球径のみの判定法で, それぞれ7%, 91%の値を示した。