2004 年 66 巻 2 号 p. 137-144
自脱コンバイ用収量計測システムを開発し, その有用性を示した。開発システムは, 収穫作業中に, 光学式センサと重量式センサを併用して収量をモニタリングし, GPSからの位置情報を同時に記録する。収穫後に, 二番還元および刈り幅に関する補正を行い収量マップを作成する。開発システムを搭載した自脱コンバインにより, 通常の収穫において収量情報を得ることができた。本システムにより作成された収量マップから, 坪刈りで作成した収量マップと同様の情報を読み取ることができた。開発システムによる収量計測の誤差は約10%程度と判断した。