人工臓器
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新しいポリアミド膜ダイアライザー(polyflux-130)の臨床的性能評価
樋口 輝美久野 勉山元 智衣水野 真理浦江 淳柴原 宏矢内 充岡田 一義奈倉 勇爾高橋 進上松瀬 勝男
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1995 年 24 巻 3 号 p. 727-731

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抄録
慢性血液透析患者を対象に、polyamide膜dialyzer (polyflux-130)の臨床的性能評価をcut off pointの類似する再生セルロース膜dialyzer (AM-FP-15)をコントロールとし、溶質除去能、生体適合性の両面より比較検討した。溶質除去能として除去率、クリアランスまた全透析液回収により積算クリアランスを算出した。生体適合性の面ではABC、β-TG、C3aの変動をマーカーとした。小分子量物質の溶質除去は、対照のAM-FP-15に比しpolyflux-130でほぼ同等の除去性能を示し、またβ2-MGの除去能に優れていた。またpolyflux-130で透析経過中のWBCの減少は軽度であり、β-TGは透析後有意に低下し、またC3aの透析開始15分値はAM-FP-15に比しその上昇は軽度であった。さらに観察期間中、dialyzerに起因すると思われる合併症の出現はみられなかった。以上より生体適合性にも優れた有用なdialyzerであると考えらえた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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