人工臓器
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腹部大動脈瘤手術における人工血管選択の検討
仁科 健岡林 均嶋田 一郎大野 暢久曽我 欣治松林 景一
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1996 年 25 巻 2 号 p. 460-462

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抄録
UBEウーブンダクロン人工血管を平成6年1月から平成7年4月までの腎動脈下腹部大動脈瘤21例(U群)にプレクロッティングせずに使用し、それ以前使用していたシールドグラフトであるゲルシール人工血管(G群)及びヘマシールド人工血管(H群)と比較検討を行った。術中操作では吻合もし易く人工血管からの血液の漏れに関しても問題はなかった。炎症所見の再上昇率は14%にみられ、H群との間に有意差はなかったが少ない傾向にあり、G群間との比較では有意に低率であった。炎症所見の中ではH群と有意差はなかったが、CRP再上昇においてG群より有意に少なかった。UBE人工血管はシールドされた人工血管とは異なり、シールドした物質が溶け出すことにより炎症所見の再上昇をきたすことはなく安全に使用できるため人工心肺を使用しない腹部大動脈瘤手術に対して選択すべき人工血管であると思われる。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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