人工臓器
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完全埋込型人工心臓用経皮光テレメトリシステム
送・受信システムの省電力化
井上 雄茂柴 建次越地 耕二土本 勝也塚原 金二増澤 徹巽 英介妙中 義之高野 久輝
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1999 年 28 巻 2 号 p. 369-376

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抄録

完全埋込型人工心臓を体内に埋込んだ場合, 体外から体内のシステムを監視. 制御する必要がある.体内一体外間の通信手段としては種々考えられるが, ここでは体内一体外間の情報伝送の媒体として, 非侵襲性でEMC (Electromagnetic Compatibility) に優れ, 皮膚の透過性の良好な赤外領域の光を用いた経皮光テレメトリシステムの研究. 開発を行っている.体内に埋込むためには小型・軽量であることが必要であり, また電力効率が良いことも要求される. そこで今回, 変・復調回路を再設計し省電力化を行った. その結果, 従来の送・受信回路に比べて消費電力を50 [%] に低減することができた. また, 今回試作した送・受信回路と人工心臓を同時に, 体外結合型経皮エネルギー伝送システム, 体内バックアップ用二次電池で駆動した場合の双方向通信の評価を行った. その結果, 伝送速度9600 [bps] での双方向通信において良好な結果が得られたので報告する.

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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