人工臓器
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19mm SJM弁を用いた大動脈弁置換術後の左室形態の変化について
村上 泰治菊川 大樹石田 敦久田淵 篤
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1999 年 28 巻 2 号 p. 442-446

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抄録

大動脈弁狭窄症 (AS) の術後左室形態の変化について検討した. ASに対するAVR29例のうち, SJM弁19mm7例 (I群), 21から25mm弁22例 (II群) を対象とした. 年齢, BSAに有意差なく, I群で女性が多かった. 心エコーは術後5年で検査した. 人工弁圧較差は, 平均でI, II群23.6, 22.9mm Hgで, 有意差なし. LVrnass indexはI, II群ともに有意に減少し, wall thicknessも両群ともに有意に減少した. chamberradiusは変化なく, radiusに対するwall thicknessの比 (th/r) は, 両群ともに有意に減少した. 19mm SJM弁を用いたAVRは, 大きな弁と同じように左室心筋重量は有意に減少し, th/rの減少にみられるように, 求心性肥大は著明に改善された. 19mm SJM弁でも, 5年の観察では満足できる結果が得られた.

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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