人工臓器
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透析患者の血液中の高反応性物質の簡易測定法に関する研究
高島 征助内藤 秀宗宮崎 哲夫藤森 明吾妻 眞幸
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1999 年 28 巻 2 号 p. 465-470

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抄録

透析患者の血液中に産生された高反応性物質のベッドサイドで実施可能な高感度な測定方法について検討してきた. 今回は膜素材の異なる4種類の中空糸膜透析器で, 血液透析中の各3名の患者の血清を経時的に1, 1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル/メタノール溶液 (DPPH/MeOH) に添加したところ, その溶液の極大吸収位置 (515nm) の吸光度はいずれも透析開始直前が最も低値であり, 透析治療が進行するにしたがって, 徐々に回復する傾向が認められた. さらに, DPPH/MeOHの吸光度が低下する原因を化学構造が明らかなホスファチジルコリンエタノールアミンジオレート/MeOH (脂質), オボアルブミンおよびβ2-ミクログロブリン/PBS (低分子量蛋白質) などを添加して検討したところ, 低分子量蛋白質の過酸化水素処理後のPBS溶液を添加した際に吸光度が低下した

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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