人工臓器
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新しい人工血管GELSOFT PLUSの臨床使用成績
久保 清景梅本 琢也白橋 幸洋細井 靖夫
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1999 年 28 巻 2 号 p. 533-535

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抄録

新しいニットグラフトGELSOFT PLUSが一般使用可能となった. 今回, GELSEALと術後拡張率を比較検討したので報告する. 対象は1987年12月から1998年4月までに行われた腹部大動脈人工血管置換術のうちGELSOFT PLUS使用例10例を対象 (P群) とし, 1987年12月まで使用していた従来のGELSEAL使用例10例を対照群 (C群) とした. 術後CT検査を行い人工血管径を計測し, 拡大率を求めた. 両群とも手術近接期死亡例はなかったが, P群破裂例で院内死を1例認めたが人工血管に起因する合併症は認めなかった. 術後CT検査による人工血管拡大率はP群は1.22±0.1でありC群では1.52±0.19でP群はC群に比べ有意に小さかった. また, 人工血管のハンドリングの主観的評価は両群とも断端がほつれない, 針穴からの出血が少ないなどがあげられた.

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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