抄録
体外二次電池の使用を考慮しECTETS (Externally-coupled transcutaneous energy transmission system) の入力の低電圧化を行った。また経皮トランスの生体装着性向上を目指し, トロイダル, O, θ 型コアについて検討を行った。その結果トロイダルコアを用いた場合, in vitro評価においてin vitro, 入力電圧は20W伝送時61.3Vから28.7V, 40W伝送時73.4Vから32.OVへ低減した。DC-DCエネルギー伝送効率は76.9-86.5% (出力電力5-40W) の高効率を示した。in vitro評価においてもin vitroとほぼ同じ結果を示た。また慢性実験で長期の安定した動作が確認された。ECTETSを用いEHTAH (Electrohydraulic total artificial heart) 駆動の結果, 左心拍出流量4.8-7.9l/min (拍動数60-90bpm) を得た。また, O, θ 型コア共に生体装着性が良好であった。