フィリッピン旅行帰国者の下痢便から分離した腸炎ビブリオ3株と,バングラディシュで下痢患者より分離した腸炎ビブリオ2株の抗原解析を行つた結果,いずれの菌株も既知の12種類のO抗原とは異なる新しいO抗原を主抗原としていることがわかつた。また,分離菌5株のK抗原も,既知の58種類とは異なる新K抗原であり,しかも,フィリッピン旅行者から分離した3株と,バングラディシュで分離した2株のK抗原は,異なる新K抗原であつた。
フィリッピン旅行者から分離した1株,Vibrio parahaemolyticus AQ-3206を代表株として,その抗原型O-AQO1:K-AQK1を新しい抗原型として提案する。