43 巻 (1988) 2 号 p. 565-571
自己免疫疾患モデルの一つであるMRL/lマウス脾細胞をlipopolysaccharide存在下で培養し,immunoglobulin (Ig)産生細胞をProtein A結合reversed hemolytic plaque測定法により検出し,immunoglobulin産生細胞に対するmouse recombinant interferon (IFN) βの抑制効果を検討した。IFN β 50-10000単位/mlの添加によりコントロールに比して50%以上のPFCの減少が認められた。脾細胞採取の12時間前に抗asialo GM1を投与したマウスではIFN βによる抑制効果は認められなかつた。このことは,IFNで活性化されたnatural killer細胞によつてIg産生細胞の分化増殖が抑制されていることを示している。この事実は今後,自己免疫病のIg産生のコントロール機構を明らかにするうえで重要である。