東京大学大学院医学系研究科精神医学分野
東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 東京大学こころの多様性と適応の統合的研究機構
2017 年 28 巻 4 号 p. 185-189
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NIRS(光トポグラフィー検査)は非侵襲的でより自然な姿勢で簡便に施行できる検査であり,精神症状を有する患者においても負荷は比較的小さく,日常生活(real-world)に近い状況下で脳機能の検討を行うことができる。今後の課題はあるものの,鑑別診断補助,予後予測,状態像の把握といった生物学的指標の探索研究や,subtypeの同定を目指した研究,NIRSの特長をいかしたreal-worldに近い検査パラダイムを用いた研究など,うつ病についての多岐にわたる報告が集積しつつある。
脳と精神の医学
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