土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
和文論文
海水の濃度と高温履歴がベントナイトの膨潤特性に及ぼす影響とその評価
田中 幸久中村 邦彦
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 2005 巻 806 号 p. 806_93-806_111

詳細
抄録

高レベル放射性廃棄物の設置地点が沿岸に近い場合には, 地下水に海水が含まれている可能性がある. また, 廃棄体は発熱する. このため, 海水や高温の温度履歴が各種ベントナイトの膨潤特性に及ぼす影響を把握する必要がある. そこで, 本研究においては人工海水濃度や高温履歴の温度と期間を変化させた試料を用いて膨潤圧試験と膨潤変形試験を各種ベントナイトに対して行った. その結果, 次の成果を得た. (1) Na型やNa交換型ベントナイトは海水使用時の膨潤率が低下するのに対して, Ca型ではほとんど低下しない. (2) 海水環境下における各種ベントナイトの膨潤特性の定量的な評価方法を提案した. (3) Na型ベントナイトは高温履歴の影響を受けやすいのに対して, Ca型やNa交換型では受けにくい.

著者関連情報
© 2005 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top