2方向面内力を受ける補剛板の極限強度と相関曲線
1991 年 1991 巻 437 号 p. 19-28
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1991 年 1991 巻 437 号 p. 19-28
本論文では, 2方向面内力を受ける無補剛鋼板, および縦方向に補剛された鋼板の極限強度について取り扱っている. まず, この種の補剛板の補剛材の必要最小剛比, および極限強度に対して最も不利な初期たわみモードについて検討するため, 弾性座屈解析を行い, 弾性座屈強度と座屈モードの算定式を示している. つぎに, 残留応力および初期たわみを有する無補剛板および補剛板の極限強度特性を, 有限要素法を用いた弾塑性有限変位解析により明らかにしている. 最後に, これらの結果をもとに, 簡明かつ実用的な極限強度の相関曲線を提案している.
