1993 巻 (1993) 465 号 p. 117-126
等価線形化手法の逆を利用すれば, 1自由度線形系と等価な応答を示すバイリニア復元力特性値が, 繰り返し計算の必要なく得られることを示した. さらに, バイリニア型免震支承の降伏前後の剛比が一定の条件のもとに, 最大減衰定数の系と等価な応答を示すバイリニア特性値が唯一決定する. これを用いた1自由度系の地震応答計算結果から, 線形加速度応答スペクトルを用いればバイリニア系の応答最大値が得られ, 橋脚, 橋台単体としての剛性を複素バネと仮定した連続橋における免震支承の合理的特性値の決定が容易に可能であることを, 実設計への応用例とともに示した.