土木学会論文集
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土構造に着目した混合土の強度特性
大嶺 聖落合 英俊吉田 信夫
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1993 年 1993 巻 469 号 p. 55-64

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抄録
砂と粘土の混合土の強度特性をそれぞれの構成要素の材料特性を用いて予測する手法を検討した. 混合土を構成する粗粒子骨格とマトリックス (細粒子と水から成る部分) に着目し, 混合土内部の応力分担割合を仕事量の考えを用いて評価し, 混合土の限界状態における応力比を算定する式を求めた. 計算結果による混合土の限界状態の応力比と細粒分含有率の関係は, 混合土の三軸圧縮試験結果と比較し良好な結果が得られた. さらに, 既往の実験結果を含めて, 混合土の強度特性を提案式より予測できることを示した.
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© 社団法人 土木学会
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