1994 巻 (1994) 504 号 p. 147-156
一般に土圧は壁面の移動量と深い関係にあるが, 掘削土留め工の場合には壁面の移動量が比較的小さく, しかも形状が曲線となっていることが特徴であり, このことが土留め壁に作用する土圧の決定を難しくしていた. 本論文では粘性土地盤を対象として, 掘削過程をシミュレートした有限要素法の計算結果から得られる土圧を整理して, 設計用の背面側土圧の計算式を提案する. また提案した土圧式の妥当性を提案した土圧式による値と現場の実測値とを照合することにより確認する.