1995 巻 (1995) 513 号 p. 151-159
数多くの既存橋梁の補修計画において, 限られた予算の範囲内でどの橋のどの部分を補修するかを的確に意思決定することは容易ではない. 本研究では, 補修対象となる既存橋梁群に対する補修橋梁と補修部位の組合わせ最適化問題にナップサック問題を適用し, 遺伝的アルゴリズムを援用することで最適解を得ようとする試みである. なお, 投資効果を最大にするために, 橋梁の健全度あるいは損傷度を橋梁点検台帳のデータに基づく数量化理論第II類の分析結果による判別関数により判定し, 補修効果を定量的に取り扱っている.