1995 巻 (1995) 522 号 p. 133-142
土石流危険渓流における渓流調査は, 全国的に実施され渓流の危険度が評価されている. しかし, この調査の後に多くの渓流で土石流が発生したが, その妥当性の検証は十分であるとは言い難い. 本研究では, 昭和57年7月に長崎地方で発生した土石流災害のうち, 最も被害の大きかった長崎市東部地方を対象とし, 現行の渓流危険度評価の検証を行うと共に素因である地形要因を用いて谷頭崩壊や土石流の発生状況に基づいた渓流の崩壊規模を評価する方法を提案した.