抄録
基本モードレイリー波の水平動と上下動の振幅スペクトルに対し, 対数型の平滑化ウィンドウを用いることにより, その水平/上下スペクトル比のピーク値とSH波の増幅倍率の相関が大幅に改善されることを示す. 次に, このウィンドウで平滑化した常時微動の水平/上下スペクトル比から増幅倍率を推定する手順を示し, PS検層結果のある実在地盤で推定精度を検討する. 最後に, 東京23区内の全中学校を測定点とする常時微動実測結果を用いて東京23区の増幅倍率マップを作成し, 既存のマップとの比較を行い, 本提案手法の妥当性と実用性を実証する.