1995 巻 (1995) 529 号 p. 135-144
工事中のニューマチックケーソン作業室内を利用して, 自然堆積の砂質土地盤上で実施された現場載荷試験を, 不攪乱試料を用いて遠心模型実験装置内で1/13.3の縮尺模型でできるだけ忠実に再現し, 支持力・破壊特性についての直接比較を試みた. その結果遠心実験は, 現場試験の初期地盤反力係数を小さく見積り, 塑性変形量を過大に評価したが, 極限支持力を60~70%程度の値として安全側に近似することができた. さらに, これらの結果と攪乱試料による支持力遠心実験との比較から, 5kN/m2程度の粘着力の存在と粒子破砕に起因する内部摩擦角の拘東圧依存性が, 支持力ならびに支持力係数の寸法効果の程度に影響していることが明らかにされた.