1996 巻 (1996) 540 号 p. 227-239
フローティングクレーン (以下, FC) を利用した橋梁の架設は, 工期の短縮, 経済性, 品質と安全性の確保等から, 海峡での標準的な架設工法となっている. しかし, 吊り状態の橋体ブロックを接地する時には高精度の位置決め作業が要求されるため, FCの動揺の把握が施工の可否を握る重要な問題となる. そこで, FCの基本的な動揺特性を数値解析により求め, 実施工時に観測された動揺との対比を行い, 次に一括架設の作業限界に関する客観基準を設け, 最後に海象条件の異なる代表的な海域での稼働率の検討を行った.