1997 巻 (1997) 556 号 p. 139-149
本論文では, 震源断層モデルを導入した三次元FE-BE結合解法を用いて, 震源近傍の不整形地盤における地震動のシミュレーションを行った. まず, 直接法に基づく三次元境界要素法と有限要素法との結合, および矩形くい違い震源の導入について述べ, 簡単な数値計算例を通じて手法の妥当性を検討した. さらに実地震への適用例として, 1994年 Northridge 地震の震源断層および San Fernando 谷をモデル化し, 三次元地震動シミュレーションを行った. また, その結果をもとに, Northridge 地震の際の San Fernando 谷の最大地動速度分布図を示した.