1997 巻 (1997) 561 号 p. 271-282
本研究は, 相対密度が65%程度の比較的良質な埋立地盤を想定し, 室内で調整した供試体を用いた相対密度試験, 液状化強度試験, 静的三軸圧縮試験および供試体の顕微鏡写真撮影等を行って, 細粒分が埋立地盤の液状化強度に及ぼす影響に関して基礎的な検討を行ったものである. 研究では, 豊浦砂に非塑性の細粒分を混入させた試料, および兵庫県南部地震で液状化したといわれる神戸市のポートアイランドから採取したまさ土の埋立材料を室内で粒度調整した試料を用いて試験を行っている. その結果, 細粒分含有率が増加し乾燥密度も増加するにも関わらず液状化強度が大きく低下する現象が見られ, この現象に関して, 顕微鏡写真や砂の骨格間隙比および細粒分の間隙比等による検討を行っている.