土木学会論文集
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生活行動に伴う個人の効用を考慮した生活行動-交通行動モデルシステムの開発
藤井 聡北村 隆一瀬戸 公平
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1997 年 1997 巻 562 号 p. 83-96

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抄録
本研究では, 個人の生活の質を視野に含めた交通政策の評価手法の開発を目的とし, 個人の日常生活における満足の程度を生活効用と定義し, 生活効用を測定するモデルシステムを構築した. モデルシステムの定式化においては, 生活効用関数の各説明要因の係数を各活動に対する選好の程度の関数とした. また, パラメータの推定にあたっては, 生活パターンに関するSP実験から得たデータを用いた. 一方, 個人の生活行動を離散的な生活パターンの選択行動と捉えることで, 生活効用を測定するモデルシステムに基づいた交通需要予測手法を提案した. 最後に, 簡単な数値計算例を示し, 本モデルシステムを用いて生活行動, 交通行動を内生的に予測した上で, 生活効用に基づいた交通政策代替案の評価が可能であることを示した.
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© 社団法人 土木学会
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