1997 巻 (1997) 563 号 p. 61-69
TLDを設置した構造物の地震応答を計算する場合, TLD内溶液の等価振動系が既知であれば便利である. 長方形および円筒形TLDの水平振動に対する等価振動系については既によく知られている. 剛心と重心が一致していない構造物が地震を受けたとき, TLDは構造物と共に鉛直軸回りに回転振動を行うことになる. 本論は, TLDが鉛直軸回りに回転振動をする場合に, その等価振動系を理論的に導き, また, 模型実験を行って, TLD内溶液の等価振動系を求め, それを理論値と比較して両者がよく一致することを確かめることによって, 理論式の妥当性を示した.