1998 巻 (1998) 589 号 p. 205-217
有道床軌道における道床部の塑性変形挙動をより詳細に検討するには, 粗粒材としての材料特性を考慮し, 道床部を粒状集合体と考えたミクロ的考察が有効である. 本論文は, このための基礎的な検討として道床バラストの大型三軸試験結果を不連続変形法 (DDA) により解析し, 粗粒材の繰返し変形挙動に対する不連続体解析手法の適用方法について検討を行った. その結果, DDAの適用方法に関して新しい知見を得るとともに, 解析結果に基づき道床バラストの変形挙動を粒子配列の構造変化の点から考察し, 道床バラストの塑性変形挙動の本質が道床砕石粒子間の相対的な位置関係の変化にあることを明らかにした.