1998 巻 (1998) 593 号 p. 11-19
鉛直不飽和浸透流の数値計算において, 時空間アイソパラメトリック要素を用いた有限要素法により飽和・不飽和境界が要素境界と常に一致する計算法を提案した. また, その特殊な場合として, 三角形要素を裏返して計算をおこなうことにより, 浸潤面位置を未知数に含めて完全陰解法が構成できることを示した. 次に, 地表での給水及び地盤下端での給排水が与えられる条件下で上記解析法を適用し, 時間ステップ, 空間ステップの変化に対する計算精度の評価をおこなった. その結果, 時間ステップ及び空間ステップをかなり粗くしても高い精度が得られることがわかった.