1998 巻 (1998) 601 号 p. 13-21
生活排水が流入している環境水の変異原強度が界面活性剤の添加によって変化するか否かを, S. tyhimutium TA-100を用いた Ames 試験プレインキュベーション法をもとにした試験法により検討した.
その結果, 環境水濃縮物自体には変異原性は見られなかったが, 特にAEやα-SFEが添加された場合に顕著なリバータント数の増加が見られた. このことから, 実際の環境中には界面活性剤が介在することによって変異原性が, ひいてはその毒性がより強く表れる物質が存在することが示唆された.