1999 巻 (1999) 613 号 p. 189-199
塩害によるコンクリート構造物の早期劣化問題が深刻化する中, 電気化学的に脱塩を行う工法すなわちデサリネーションが新しい補修工法として期待されている. デサリネーションはこれまでRC構造物への適用が検討され, その効果が確認されつつあるが, PC鋼材の水素脆化問題のためにPC構造物への適用例は非常に少ない. 本研究は, デサリネーションをPC部材に適用したときの力学的挙動への影響について, PC鋼材レベルおよびPCはり部材レベルから検討を加えたものである.