土木学会論文集
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吊膜の風による静的大変形の2次元数値流体-構造連成解析
中藤 誠二木村 吉郎野村 卓史藤野 陽三
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1999 巻 (1999) 626 号 p. 135-145

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抄録

本研究では流体と吊膜の連成解析の第一段階として, 風による吊膜の静的変形と作用する空気力の関係を明らかにするために, ナビエ・ストークス方程式に基づく有限要素流体解析と2次元吊膜モデルを連成させて, 空気力とつり合う吊膜断面形状を求めた. 解析においては空気力の変化に応じて膜は大きく変形し, そのことがさらに流れ場を変化させるため, 流体と構造の連成の程度が大きい. そのため, 減速緩和法と変位に打ち切り制限を設けた荷重増分法により計算を安定化させ, 膜の静的変形を求めた. その際, 各計算ステップにおける変形形状に対する空気力を効率良く求めるためにALE法を応用した解析手法を構成した. 得られた収束形状は, 実験で観測された静的変形と定性的に一致した.

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